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波動ラインの書き方

目次
波動ラインとは? 
波動ラインの引き方
覚えておくべき波動とは?
上昇トレンド、下降トレンドの波動はフラクタル構造
まとめ

波動ラインとは?

株価や為替などの価格は、上昇トレンドであろうと下降トレンドであろうと、まっすぐ上昇していくことはほとんどありません。上昇トレンドであっても、上がったり、下がったりと波を描きながら値動きしていきます。その、波の動きにラインを引いて見やすくするのを波動ラインといいます。

波動ラインの引き方

波動ラインは、安値と高値を引いていきます。

NI225_2023-02-26_16-35-54.png

波動ラインを引くと価格が波を打って上がったり、下がったりしているのがわかりやすいでしょ?さらにこれに、トレンドラインやチャネルラインを合わせて描いていくともっと価格の変化がわかりやすくなります。

覚えておくべき波動とは?

一目均衡表の波動論を勉強していくと、波動も無数の波動があります。上げ1本、下げ1本、横1本を描くI波動。さらに上がって下がった、もしくは下がって上がったをI波動2本つなげて表すV波動上がって、下がって、また上がった、もしくは下がって、上がって、また下がったをI波動3本つなげて描くN波動。三角保合を表すP波動。サポレジ転換を表すS波動などなど、いろいろありますが、みなさんがまず、覚えるべき波動はN波動です。

Nhado2.png
まずは、安値が切り上がり、高値も切り上がる、上昇のN波動高値が切り下がり、安値も切り下がる下降のN波動高値が切り下がっているけど、安値は切り上がっている保ち合いのN波動です。

上昇のN波動が連続する相場が上昇トレンドであり、下降のN波動が連続する相場が下降トレンドになるわけです。なので、上昇トレンドに乗るためには、この上昇のN波動を見つけていく作業下降トレンドに乗るためには下降のN波動を見つけていく作業が必要になってくるわけですね。

上昇トレンド、下降トレンドの波動はフラクタル構造

フラクタル構造とは、大きな図形の中に同じような小さな図形が集合して構成されている構造のことをいいます。わかりにくいですが、野菜に例えるとブロッコリーみたいなものです。ブロッコリーの大きな房は小さな房が集合して大きな一つのブロッコリーの房が構成されているようなものです。

上昇トレンドも大きく見て上昇N波動が構成されていますが、細部を見ると、小さな上昇や下降のN波動の集合体だということがわかります。下降トレンドも、大きく下降のN波動が構成されていますが、細部を見ると、小さな上昇や下降のN波動の集合体だということがわかります。

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上昇トレンドを大きく紫の線で波動を書きましたが、この紫の波動の中にも、水色の小さな上昇トレンドや下降トレンドの集合体だということがわかると思います。なので、大きく見たら、上昇だけど、小さく下降のN波動が起きている場合は、大きな上昇の一時的な下げなのか、トレンド転換が行われるのか見極めなければならないわけです。

まとめ

トレンドフォローの醍醐味は、上昇トレンドに乗ること、下降トレンドに乗ることなので、高値切り上がり安値切り上がりの上昇のN波動、高値切り下がり安値切り下がりの下降のN波動を見つける作業は非常に重要になってきます。

そこで、波動ラインを引くと、一目で上昇のN波動、下降のN波動、もみ合いのN波動が見つけやすくなります。ぜひ、みなさんも積極的に波動ラインを引いてみましょう。

ただし、みなさんの証券会社のチャートソフトで、波動ラインを引けるソフトは非常に少ないと思います。私が使っているtradingviewでは、描写ツールのパスを使えば、上記のチャートのように簡単に波動ラインを引くことができます。もし、みなさんの使っているチャートソフトで波動ラインを引くことができなければ、スクリーンキャプチャーで画面を取り込み、ペイントで描いてみたり、チャートを印刷して手書きで描いてみるのもひとつの手だと思います。

また、自分で波動ラインを引くのが、自信がなかったり、めんどくさかったりする場合は、これもtradingviewですが、インジケーターで自動で波動ラインを引いてくれる、Zig Zagなどがありますので、使ってみるのもいいかもしれません。

そういうわけで、今日はこの辺で。ほな、さいなら~。

Zig Zagで描いた波動ライン

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チャネルラインの引き方

目次 
チャネルラインってどう引くん?
チャネルラインを引いて何がわかるの? 
まとめ

チャネルラインってどう引くん?


チャネルラインはトレンドラインの機能拡張のラインです。


引き方は非常に簡単。まずはトレンドラインを引きます。


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そして、そのトレンドラインを複製して、ローソク足の高値に持っていきます。つまり、トレンドラインと平行のラインを高値に持っていくってことですね。

NK2251!_2023-02-19_14-49-50.png


非常に簡単でしょ?私が使っているtradingviewや皆さんが使っている証券会社のチャートソフトの中には、ワンクリックで平行ラインが作られる機能がある場合も多いので、もし、平行ライン作成の機能があれば、そちらをお使いください。


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チャネルラインを引いて何がわかるの?

トレンドラインは上昇トレンド、もしくは下降トレンドに引くことでした。


しかし、その上昇トレンドや下降トレンドも、まっすぐに上昇したり、下降したりすることはなく、上がったり下がったりと波打ちながらトレンドを形成していきます。そのトレンド内の上下する波動のことをノイズといいます。


チャネルラインはそのノイズを観測するのに使います。


NK2251!_2023-02-19_15-06-55.png


上記のチャートは、下降トレンドのチャネルラインで紹介したチャートの続きです。


下降のチャネルラインの真ん中より上で推移しているときは、下降トレンドの勢いが弱い。真ん中より下で推移しているときは勢いが強い。そして、上放れしてくると、下降トレンドンが一旦終了し、またラインの中に戻ってくれば、トレンド復活。下放れしたときは、下降トレンドが新たな局面に入ったかもしれなとして、増し玉に使ったりできます。


よく、チャネルラインを逆張りで使う方がいらっしゃいますが、個人的にはあまりお勧めしません。下降のチャネルラインの下側に近づいたということは、それだけ下降の勢いが強いことを表しますし、上側に近づいたとすれば、勢いが弱ってきていることを表していますので、ラインを簡単に超えることはいくらでも出てきます(上昇トレンドはこれらの逆に考える。)もちろん、ストップロスを設定してする分には、それはそれでいい手法なのでいいと思います。


まとめ


チャネルラインはトレンドラインよりも多くの情報を得ることができます。トレンドラインを引くことに慣れてくればどんどんチャネルラインに挑戦してもらいたいと思います。チャネルラインを引いて、上限、下限を超えてくることが多々出てきますので、その時は新たなチャネルラインを引いて、チャートに複数のチャネルラインを引いていけば、さらにチャートの読解力が上がっていくと思います。


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トレンドラインの引き方

目次
トレンドラインってどうやって引くん? 
トレンドラインは、水平ラインと考え方は同じ
まとめ


トレンドラインってどうやって引くん?
トレンドラインはその名の通り、トレンドが発生しているところに引いていくのが基本です。上昇トレンドには安値を結び、下降トレンドには、高値を結んでいきます。私は、上昇トレンドの高値や下降トレンドの安値にも引いたりするけどね。

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上の図のように、安値が切り上がっている上昇トレンドでは、その安値を結ぶようにトレンドラインを引いていきます。2点以上あれば、ラインは引けますが、完全に接してなくてもいいので、3点以上のラインに接するか、ほぼ接していれば、そのトレンドラインは2点より、信ぴょう性が増します。

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少々アバウトですが、下落トレンドの場合は、高値が切り下がっている、その高値を結ぶようにラインを引いていきます。
上昇トレンドと同じく3点以上、接するかほぼ接している状態の方が信ぴょう性が増すと言われています。2点だけの短いトレンドラインは参考程度にしておくのがいいかもしれません。

トレンドラインは、水平ラインと考え方は同じ
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今まで抵抗線(レジスタンスライン)だった、トレンドランを上抜けしてきました。

そうすると・・・

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レジスタンスランであるトレンドラインを上抜けることに、流れが変わり、その後、上昇トレンドが発生しました。

大事なのは、トレンドラインを抜けても、また、トレンドラインの内側に戻ることもあれば、上抜けても、もみ合い相場になったりと、必ずしも逆のトレンドが発生するということではないことです。

トレンドラインを割るということは、今までのトレンドに変化が起こりましたよ、トレンドの勢いが弱まりましたよ、トレンドが終わりましたよってことを意味するということです。

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このチャートでは、上昇トレンドのトレンドラインを割って、もみ合い相場に変化したものです。今回はトレンドラインを割ったからと言って、下降トレンドに変化したわけじゃなくもみ合いに変化した例です。

前のチャートと今回のチャートで共通することは、トレンド終了に繋がったということです。

まとめ

トレンドラインを割ったから、上回ったからと言って、すぐに買ったり売ったりすることではないということだけは心に留めておいてください。その後の値動きを見ながら、サポレジ転換を見てから売買するなどの工夫が重要です。


今日はこの辺で、さいなら~。

水平ラインの引き方

目次 
水平ラインはどこに引くの?
抵抗線(レジスタンスライン) 
支持線(サポートライン)
高値安値のブレイク
まとめ

水平ラインの引き方

①水平ラインはどこに引くの?
最初の記事で、最も単純で、それなのに最もテクニカル分析で大事な水平線を解説していくで!

今回のテーマであるラインの引き方はインジケーターとは違って、自動で描写されるものではなく、自ら引いていくもんやから、自分の好きなところに引いていけばええねんけど、もっとも基本的な引き方は、チャートにつけた、安値、高値に引いていきます。

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まずは直近の高値安値に水平ラインを引いてみよう。どう?これだけでも、結構わかることあるやろ?この画像は日経225先物の日足チャート約8か月分やけど、水平ラインをひいたら、結構同じところで、上げどまったり下げ止まったりしてるっしょ?

こういう、同じようなところで上げ止まるラインを、抵抗線(レジスタンスライン)、同じようなところで下げ止まるラインを支持線(サポートライン)といいます。これは、テクニカル分析していけば、今後、いろんな場面で出てくるので、名称ごと覚えておいた方がいいと思います。

②水平ラインの引き方実践編
水平ラインってめっちゃ単純で簡単でしょ?でも、奥が深いんやで。それじゃ、水平線をどのようにトレードに生かしていくかを見て行こう。

抵抗線(レジスタンスライン)
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とりあえず、気になる高値に水平ラインを引いてみよう。何本でも気になるところにがんがん引いてみよう。日が進んでいけば、ラインの意味が分かって来るからね。

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さっきの上のチャートから数日経ったチャートですが、キレイに高値に引いた水平ラインに跳ね返されて下がってきていますね。こういう時は、このラインがレジスタンスラインになったんだなって思って、建玉を持っていたら、早めに手仕舞いしたり、ラインにはじかれて下がったところで空売りを入れたりすることができるんですよね。

支持線(サポートライン)

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アバウトでもいいので、大体この辺りで下げ止まっているなぁって思ったら、水平線を引いてみよう。

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そして数日後、株価が下がってきましたが、このラインを下回ることなく、反転しました。なので、建玉を持っていて、下がってきたら、とりあえず、サポートラインを下回るまで我慢してみようかとか、このラインに株価が近づいてきたら、逆張りで、少しずつ建玉を買っていくといった手法が使えるわけです。もちろん、サポートラインを大きく割ってきたら、損切りしないといけませんよ。

高値安値のブレイク
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高値に水平ラインを引いて、値動きを観察していたら、

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レジスタンスラインになると思っていた高値を明確に超えてきました。そうすると・・・

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その後、トレンドが走りました。上げ止まるってことは、それ以上高い値段で買う人が一人もいなかったことを意味します。しかし、そのラインを超えるということは、それ以上高い値段で買う人が出てきた。これは値上がるかもしれないと、高い値段での買い注文が増えてくるんですよね。

今回は高値ブレイクの後、少しだけレジスタンスラインの下にローソク足が入りましたが、高値ブレイクの後、前のレジスタンスラインを割らずに上がる、前のレジスタンスラインがあたかもサポートラインのような働きをすることを、サポレジ転換といいます。これは大きなトレンド発生の目印になります。

まとめ
わかりにくい説明やったかもしれんけど、みんなわかったかな?

順張り派はトレンドに乗っていく手法なんだけど、トレンドに乗るためには、上昇なら高値安値の切り上がり下降なら高値安値の切り下がりを見つけていかないといけないので、やはり水平ラインは重要になってきます。

逆張り派は、価格の天井や底を見つけ、相場の転換点を見つけていく手法なので、やはり、上げどまり、下げ止まりを見つけるのには水平ラインが重要になってきます。

みなさんも、様々な手法でトレードしていくと思いますが、上げ止まり、下げ止まりを見つけたら、どんどん水平ラインを引いていくようにすれば、一目で、値動きのトレンドがわかってくると思うんで、どんどん水平ラインを引いていく癖をつけていきましょう。

ほな、今日はこの辺で。さいなら~。
プロフィール

エルにぃ

Author:エルにぃ
ファンダメンタルは調べるのもしんどいし、難しいのでテクニカル分析で楽にトレードする大阪人です。

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