目次
水平ラインの引き方
①水平ラインはどこに引くの?
最初の記事で、最も単純で、それなのに最もテクニカル分析で大事な水平線を解説していくで!
今回のテーマであるラインの引き方はインジケーターとは違って、自動で描写されるものではなく、自ら引いていくもんやから、自分の好きなところに引いていけばええねんけど、もっとも基本的な引き方は、チャートにつけた、安値、高値に引いていきます。
まずは直近の高値安値に水平ラインを引いてみよう。どう?これだけでも、結構わかることあるやろ?この画像は日経225先物の日足チャート約8か月分やけど、水平ラインをひいたら、結構同じところで、上げどまったり下げ止まったりしてるっしょ?
こういう、同じようなところで上げ止まるラインを、抵抗線(レジスタンスライン)、同じようなところで下げ止まるラインを支持線(サポートライン)といいます。これは、テクニカル分析していけば、今後、いろんな場面で出てくるので、名称ごと覚えておいた方がいいと思います。
②水平ラインの引き方実践編
水平ラインってめっちゃ単純で簡単でしょ?でも、奥が深いんやで。それじゃ、水平線をどのようにトレードに生かしていくかを見て行こう。
抵抗線(レジスタンスライン)
とりあえず、気になる高値に水平ラインを引いてみよう。何本でも気になるところにがんがん引いてみよう。日が進んでいけば、ラインの意味が分かって来るからね。
さっきの上のチャートから数日経ったチャートですが、キレイに高値に引いた水平ラインに跳ね返されて下がってきていますね。こういう時は、このラインがレジスタンスラインになったんだなって思って、建玉を持っていたら、早めに手仕舞いしたり、ラインにはじかれて下がったところで空売りを入れたりすることができるんですよね。
支持線(サポートライン)
アバウトでもいいので、大体この辺りで下げ止まっているなぁって思ったら、水平線を引いてみよう。
そして数日後、株価が下がってきましたが、このラインを下回ることなく、反転しました。なので、建玉を持っていて、下がってきたら、とりあえず、サポートラインを下回るまで我慢してみようかとか、このラインに株価が近づいてきたら、逆張りで、少しずつ建玉を買っていくといった手法が使えるわけです。もちろん、サポートラインを大きく割ってきたら、損切りしないといけませんよ。
高値安値のブレイク
高値に水平ラインを引いて、値動きを観察していたら、
レジスタンスラインになると思っていた高値を明確に超えてきました。そうすると・・・
その後、トレンドが走りました。上げ止まるってことは、それ以上高い値段で買う人が一人もいなかったことを意味します。しかし、そのラインを超えるということは、それ以上高い値段で買う人が出てきた。これは値上がるかもしれないと、高い値段での買い注文が増えてくるんですよね。
今回は高値ブレイクの後、少しだけレジスタンスラインの下にローソク足が入りましたが、高値ブレイクの後、前のレジスタンスラインを割らずに上がる、前のレジスタンスラインがあたかもサポートラインのような働きをすることを、サポレジ転換といいます。これは大きなトレンド発生の目印になります。
まとめ
わかりにくい説明やったかもしれんけど、みんなわかったかな?
順張り派はトレンドに乗っていく手法なんだけど、トレンドに乗るためには、上昇なら高値安値の切り上がり、下降なら高値安値の切り下がりを見つけていかないといけないので、やはり水平ラインは重要になってきます。
逆張り派は、価格の天井や底を見つけ、相場の転換点を見つけていく手法なので、やはり、上げどまり、下げ止まりを見つけるのには水平ラインが重要になってきます。
みなさんも、様々な手法でトレードしていくと思いますが、上げ止まり、下げ止まりを見つけたら、どんどん水平ラインを引いていくようにすれば、一目で、値動きのトレンドがわかってくると思うんで、どんどん水平ラインを引いていく癖をつけていきましょう。
ほな、今日はこの辺で。さいなら~。